SSブログ
神奈川県川崎市多摩区 ブログトップ
- | 次の10件

稲田公園 [神奈川県川崎市多摩区]

新宿中央公園を訪れた際に数多くある遊具の中でひときわ異彩を放っていた砂場にあるコンクリート製のシロナガスクジラ。たいして遊ぶところも無いのに不思議な魅力で子供たちを魅了していた、あの新宿中央公園のシロナガスクジラが川崎にもあるという情報を受けて、早速多摩川を渡り向かった。なんでも近所ではクジラ公園と呼ばれるほどの存在感らしい。ふたたびクジラに出会う為に兄妹を連れて多摩川方面に向かった。

002.jpg

多摩川に出て川崎側の沿岸道路を稲城方面に進んでいくと川岸の反対側、向かって左側に大きな新しい遊具が見える。 そこがクジラ公園と呼ばれる稲田公演だ。堤防の上にある道路から左側に急なカーブを曲がって公園の隣を走る細い道路に出る。すくにコインパーキングがあったので車を停める。ここのコインパーキングは30分100円と安いのだが、公園には無料の駐車場があり数十台駐車出来る。コインパーキングは5台くらいしか停められないので、遊具が見えたところから先の公園の森を過ぎたところにあるT字路から降りて公園の駐車場に停めたほうがよさそう。

001.jpg

まずは兄妹は目の前にある巨大な複合遊具に走る。大小あわせて5つ以上ある滑り台とウンテイや橋が組合さされたかなり大きな遊具である。菅生緑地の遊具と同じ業者らしく岩場を模した遊具の裏には同じように恐竜の化石のレリーフがあった。ここの遊具の特徴は滑り台の多くが複数のすべり面を持っていて、大量の子供達が遊べるようになっている事。そして各遊具をつなぐウンテイ。それぞれ難易度が異なり、チャレンジする事が出来る。しかし最近の遊具の特徴で、危険性が無い替わりに、なんというかエッジが無い。小さい子でも上れるようになっているが、各遊具ののぼり面に高さが無く、大きい子には物足りなさそう。プラスチックという材料の質感もそういう雰囲気を醸し出している。あとは周囲に木陰などが無く隣接する広場も白っぽい土なので、かなり照り返しが厳しい。暑かったせいなのか下の子は30分くらいで疲れてしゃがんでいた。

006.jpg

気持ちを変えて、本来の目的であるクジラを探しに旅立つ事とする。広場とゲートボール場の横を抜け、その先の少年野球場の横を抜けると高い木々が茂る林になる。林の地面は雑草も少なく土が露出して固くなっていて、自然の林ではなくて明らかに人工の林といった感じだ。その間をせせらぎが流れる。公園一体は元々田んぼだったところで周囲には用水路が縦横に流れている。そのうちの一部を流しているようだ。比較的浅めで川底はコンクリートで出来ているが周囲の環境の為、多少土砂が合って生き物も居るようだ。小学生高学年くらいの子が川に入ってザリガニを採っていた。そこを抜けると左手プールがあり、その奥に公園らしきところが見える。しかし真正面の駐車場のあたりに子供が何人か集まっていて、何かを覗いている。長男の興味をそそった為、その場所に行ってみる。その場所は金網にかこまれていて水が流れる音がしている。良く見ると「多摩川水族館」と書いている。近くによるとコンクリート製の水槽が3~4槽あり、その上に市販のガラス水槽が置いてある。ここで多摩川に住む魚を飼っているらしい。たいして見るところは無いのですぐに立ち去る。今度こそあのシロナガスクジラに会いに向かう。

007.jpg

プールの横にある公園にはコンクリートの円錐形の山と大きな木がある。その木の下に目指していたシロナガスクジラは鎮座していた。クジラは新宿のものよりも、少し痛みが激しい感じだが、ほぼ全くおなじものだ。同じように子供達が乗って遊んでいる。新宿と同じように座席には砂がかぶり、口には大量の砂が入っている。注意深く見ると胸ビレがとれた跡がある。見れば見るほど遊び応えがなさそうなのだが、何故か入れ替わりたちかわり子供達が遊びに来ている。なんとなくオーラが漂う遊具だ。

003.jpg

クジラのほかにはコンクリートの山の滑り台と鉄パイプの柱と橋で構成されたジャングルジムがある。これも新宿にあるものとほぼ同じだ。杉並の交通公園にあるものにも似ているが、こちらもまた痛みがひどく、ところどころ錆が浮いている。でもけっこうたくさんの子供が遊んでいる。ブランコなんかもあって、こちらのほうは昭和の雰囲気である。最初の東側にある新しい遊具の公園とは対照的だ。どちらの公園も子供たちでいっぱいなのだが、こころなしかこちらの公園のほうが小学生っぽい大きな子が多い気がする。

恐らくは新宿中央公園の遊具と同じ頃に作られたと思うが、こちらのほうが住宅街の中にあるせいか多くの子供たちに遊ばれていた。遊具の痛みもそのせいだろうか、こちらのクジラも幸せそうである。

 稲田公園(多摩区菅稲田堤2-9-1)

市立公園:面積22,178㎡


生田緑地 [神奈川県川崎市多摩区]

「緑地公園」などという表現ではなく「緑地」と言い切るだけあって、生田緑地は公園全体が森につつまれている。尾根伝いの道を歩くと両側に緑につつまれた深い谷が眼下にひろがり、まるで丹沢か奥多摩の山を登山しているかのような錯覚におちいる。

001.jpg

公園は世田谷街道(神奈川県内は津久井道)と府中街道が交差するところにある。駐車場は西口と東口の二つがあるが今回は遊具のある枡形山広場に向かうために西口の駐車場にいく。世田谷通りから陸橋の上で東名高速川崎インターのほうに左折し専修大学の看板が見えたあたりで左側に案内がある。奥の細い道を進むと突き当たりに駐車場がある。駐車場からすでに森の中といった感じになり、そのまま進むと両側に緑の木々が茂る尾根の道になる。公園の森はかなり深く散策路もあるが、目的は子供の遊び場なのでまっすぐ進む。そうすると左側に細い上り坂があるのでしばらくそこを進むと少し古代風な鳥居のような門がある。門の先は枡形山広場だ。

002.jpg

広場は芝生ではなく土、周りが自然すぎるのでかえってこちらのほうが広場っぽい。その奥にはこれまた古代・中世っぽいやぐらのような展望台がある。こぼなしょにあった鎌倉時代の豪族、稲毛氏の城をイメージしているのか、入ってみると城や神社の境内にいるような感覚になる。その片隅に今回の目的の大型複合遊具が鎮座している。遊具は3つの滑り台を持ったかなり大きなもの。いちおう6歳から12歳までが対象だが、小さい子でも遊べる構成になっている。特に目立つのが3つの滑り台でご丁寧にも説明板が設置されている。一番目を引くのがウェイブスライダーと名づけられた波上になった大きな滑り台。すべり面が特殊なプラスチックになっていて滑りやすいが、波上のすべり面でスピードが調節される。大きな子でも小さな子でも充分に楽しい。そしてもうひとつがワイドフリーフォールという名前の急な角度の滑り台。こちらのすべり面は一般的なステンレスだが、かなり旧なので大きい子向け。そして最後がモンキーすべり棒。単に登り棒が斜めについただけなのだが、結構スリリングみたいで6歳の息子は最初はすべるのを躊躇していた。こつをつかむと結構簡単ではあるが、ちょっとしたチャレンジを体験する事が出来る。下の地面がゴムになっているところが心憎い。この遊具はこれらの3つの滑り台をロープトンネルや壁のぼりなどで結んでいる。かなり特徴的で魅力的な遊具だ。惜しいのは遊具がこれだけということ。あと、この広場ではシンボルである展望台にも登る事が出来る。エレベーターか階段で登る事が出来、遠くは新宿のビル街や横浜のMM21地区が見える。

コピー ~ 001.jpg

枡形山広場を下ると下にあるのが噴水広場と青少年科学館。青少年科学館はどちらかというと自然科学館の正確で実験を楽しむタイプではない。併設されているプラネタリウムは世界最高水準の機会だが会場はぼろい。空いているので体験してみてもいいかもしれない。説明のお姉さんの「矢印くん」の話が印象的。噴水広場にはSL(D51)と客車がある。客車は中に入れるので一休みするのには丁度いい。子供たちも電車気分を楽しめるので人気。逆にココの機関車は置くにあるせいか印象が薄い。噴水広場からさらに下がっていくと、民家園の入り口がある。ここの民家園は日本最大の民家園で昭和40年代からせっせと集めた日本中の古民家が並んでいる。地域によっていくつかのゾーンがあり信州ゾーンには世界遺産で有名な合掌造りの家もある。ちなみにそこでは蕎麦が食べられる。しかしながら規模が大きい分、目が行き届かないのか人手が足りないのか、家の中に入れる民家は少ない。特に遊ぶゾーンが少ないので、子供にとっては退屈。せいぜい楽しいのはスタンプラリーくらい。

最後に逆お勧めなのが公園の奥にある岡本太郎美術館。一度ウルトラマンの展示があったときにいったことがあるが、所々に岡本太郎画伯の等身大パネルがあったりして非常に不気味。小さい子であれば確実に泣き出す。子連れでは行ってはいけないゾーンである。

生田緑地(神奈川県川崎市多摩区枡形6-26-1)

市立公園:面積1,788,000㎡

 


- | 次の10件 神奈川県川崎市多摩区 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。