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生田緑地 [神奈川県川崎市多摩区]

「緑地公園」などという表現ではなく「緑地」と言い切るだけあって、生田緑地は公園全体が森につつまれている。尾根伝いの道を歩くと両側に緑につつまれた深い谷が眼下にひろがり、まるで丹沢か奥多摩の山を登山しているかのような錯覚におちいる。

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公園は世田谷街道(神奈川県内は津久井道)と府中街道が交差するところにある。駐車場は西口と東口の二つがあるが今回は遊具のある枡形山広場に向かうために西口の駐車場にいく。世田谷通りから陸橋の上で東名高速川崎インターのほうに左折し専修大学の看板が見えたあたりで左側に案内がある。奥の細い道を進むと突き当たりに駐車場がある。駐車場からすでに森の中といった感じになり、そのまま進むと両側に緑の木々が茂る尾根の道になる。公園の森はかなり深く散策路もあるが、目的は子供の遊び場なのでまっすぐ進む。そうすると左側に細い上り坂があるのでしばらくそこを進むと少し古代風な鳥居のような門がある。門の先は枡形山広場だ。

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広場は芝生ではなく土、周りが自然すぎるのでかえってこちらのほうが広場っぽい。その奥にはこれまた古代・中世っぽいやぐらのような展望台がある。こぼなしょにあった鎌倉時代の豪族、稲毛氏の城をイメージしているのか、入ってみると城や神社の境内にいるような感覚になる。その片隅に今回の目的の大型複合遊具が鎮座している。遊具は3つの滑り台を持ったかなり大きなもの。いちおう6歳から12歳までが対象だが、小さい子でも遊べる構成になっている。特に目立つのが3つの滑り台でご丁寧にも説明板が設置されている。一番目を引くのがウェイブスライダーと名づけられた波上になった大きな滑り台。すべり面が特殊なプラスチックになっていて滑りやすいが、波上のすべり面でスピードが調節される。大きな子でも小さな子でも充分に楽しい。そしてもうひとつがワイドフリーフォールという名前の急な角度の滑り台。こちらのすべり面は一般的なステンレスだが、かなり旧なので大きい子向け。そして最後がモンキーすべり棒。単に登り棒が斜めについただけなのだが、結構スリリングみたいで6歳の息子は最初はすべるのを躊躇していた。こつをつかむと結構簡単ではあるが、ちょっとしたチャレンジを体験する事が出来る。下の地面がゴムになっているところが心憎い。この遊具はこれらの3つの滑り台をロープトンネルや壁のぼりなどで結んでいる。かなり特徴的で魅力的な遊具だ。惜しいのは遊具がこれだけということ。あと、この広場ではシンボルである展望台にも登る事が出来る。エレベーターか階段で登る事が出来、遠くは新宿のビル街や横浜のMM21地区が見える。

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枡形山広場を下ると下にあるのが噴水広場と青少年科学館。青少年科学館はどちらかというと自然科学館の正確で実験を楽しむタイプではない。併設されているプラネタリウムは世界最高水準の機会だが会場はぼろい。空いているので体験してみてもいいかもしれない。説明のお姉さんの「矢印くん」の話が印象的。噴水広場にはSL(D51)と客車がある。客車は中に入れるので一休みするのには丁度いい。子供たちも電車気分を楽しめるので人気。逆にココの機関車は置くにあるせいか印象が薄い。噴水広場からさらに下がっていくと、民家園の入り口がある。ここの民家園は日本最大の民家園で昭和40年代からせっせと集めた日本中の古民家が並んでいる。地域によっていくつかのゾーンがあり信州ゾーンには世界遺産で有名な合掌造りの家もある。ちなみにそこでは蕎麦が食べられる。しかしながら規模が大きい分、目が行き届かないのか人手が足りないのか、家の中に入れる民家は少ない。特に遊ぶゾーンが少ないので、子供にとっては退屈。せいぜい楽しいのはスタンプラリーくらい。

最後に逆お勧めなのが公園の奥にある岡本太郎美術館。一度ウルトラマンの展示があったときにいったことがあるが、所々に岡本太郎画伯の等身大パネルがあったりして非常に不気味。小さい子であれば確実に泣き出す。子連れでは行ってはいけないゾーンである。

生田緑地(神奈川県川崎市多摩区枡形6-26-1)

市立公園:面積1,788,000㎡

 


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