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キッズプラザ大阪 [大阪府]

大阪に旅行に行った時、半日時間が余ったので立ち寄った施設。コンセプトは「日本初の子供のための博物館」。運営は大阪の外郭団体でおおよそ渋谷のこどもの城と同じだが、行ってみると驚くほど違った。

JR大阪環状線に乗って天満の駅を降りる。いかにも大阪っぽいこちゃこちゃした路地を抜けると大きな道路があり、道路の向かいには北区役所と関西テレビのビルがある。関西テレビのビルに同居しているのがキッズプラザ大阪だ。新幹線で旅行に行っていたので電車で行ったが、隣接する扇町公園の駐車場もあり車で行っても問題はなさそう。

道路を渡ると関西テレビのCMの「口から生まれた関西人~」という音楽がかかる入り口を抜け、大きなエントランスに入る。ファンタジー名飾り付けがされ、かなりきれいな感じで子供たちの期待はいっぱいに膨れ上がる。入場料は大人で1200円、小学生で600円と少々高いが、期待に膨れ上がった子供たちを戻すわけにも行かずチケットを買う。入り口に入るとエレベーターで場内に向かうところはこどもの城と同じ。こんなに金を取られてあの程度だったらどうしようという不安に駆られながらエレベーターに兄妹を乗せる。

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エレベーターから降りてメインのキッズストリートにはいる。大きな吹き抜けの真ん中にどっかの芸術家が作ったという大型の遊具のような家のような建物が鎮座している。少なくともビルを作ってから遊具を無理やり押し込んだどっかの厚生省の施設とは全く違う。はじめからキッズプラザ用に作られた建物を見上げて「やるな大阪・・・」と感心してしまう。早速、上の息子は階段みたいなところを駆け上がっていく。微妙に斜めになっていたり、小さな穴があったりしてちょっとしたかくれんぼが出来るよう工夫されている。上のフロアからは建物に備え付けられた滑り台から子供達が降りてくる。完全に日常とは隔離された別空間である。

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下のフロアには「キッズマート」や交番や郵便局なんかがあって、バーコード読み取り気を使った買い物ごっこやおまわりさんや郵便屋さんの服を着てちんけだが擬似職業体験が出来るようになっている。キッザニアみたいに本格的ではないが、これはこれで楽しいようで下の娘は何回も何回も買い物を続けてるし、息子は郵便屋さんのカッコをして手紙をいろんなところに配っている。

上の階に上がるとまず目に入るのは、世界の民族衣装とか文化が紹介されたコーナー。ここでも着替えが出来、アメリカならフットボールのカッコ、中国なら人民服とコスプレが出来るようになっている。その前には世界中の楽器(本物)が展示されている。やはり子供が好きなのは打楽器で、スチールドラムなんかを一生懸命に叩いている。

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さらに奥に進むと博物館・科学館のコーナー。北の丸公園の科学技術館のようなものが1フロアに凝縮されて詰まっている。人が入れる巨大シャボン玉やダッシュをして走る速度を計測する機械、ポンプやボールを使った実験器具が並んでいる。ここはかなり子供に人気らしく、小学生くらいの子供達が群がってゲームに興じている。各コーナーとも工夫が凝らされていて大人が見ても面白い。その上感心したのはボールにゴルフボールを使うなど、普通に手に入るものをうまく使っている。このへんは東京にはなかなか無い発想だ。この辺は東京の施設ももっと見習ったほうがいい。このフロアには車椅子の体験コーナーなど社会学習に直結したものも多く、まさに子供のための博物館だ。

少しの時間しかなかったので、駆け足で廻ったが、これは東京には無い面白い施設である。東京も監督省庁に縛られずにこういうユニークで徹底された施設を作って欲しいと思うのであった。

キッズプラザ大阪(大阪府大阪市北区扇町2-1-7)


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