ねこじゃらし公園 [東京都世田谷区]
なんとも変わった名前だ。「ねこじゃらし」といえばイネ科の雑草エノコログサの事である。良く道端に生えている緑色の毛虫みたいな穂の雑草だ。目印になる樹の名前とか区の花の名前とかそういう名前ならば公園の名前にもなるが、そんな立派な草ではない。
公園は自由が丘の西側、駒八通り沿いの大きな寺と言うか墓場の隣にある。目の前にはコンビニ、すぐ隣にはコインパーキング(300円/1時間)もあるので離れたところからもけっこう来やすい。
公園は裏の墓地から緩やかな坂になった芝生と言うか、雑草の緑で覆われている。遊具らしきものはまったく見えないが、けっこう人手が多くにぎやかな公園だ。公園の入り口にはかなり個性的なトイレ、その横のあたりからコンクリートで出来た何かがある。近づいていくと遊水のための吹き出し口がある。川幅は幼児でさえひとっとびできそうなくらいの細さだが、まだ夏で無いのに水は流れっぱなしになっている。流れの横にはウッディーなテラスもあり、子供を連れてきた母親たちが座っていた。機能的でなかなか良く出来た設計だ。
人口の流れの場合と最も違うのは、最下流はまるで自然のようなドブ・・・いや流れになっていること。ザリガニやおたまじゃくしが棲んでいるらしくたくさんの子供たちが網ですくったりしていた。うちの子供たちも上流側でおたまじゃくしから成長したばかりの小さなかえるを見つけて捕まえていた。
それでも雑草のせいか、蜂がぶんぶん飛んでいてうちの子供たちは1時間少しくらいで音を上げていた。気にしなければけっこう楽しそうなんだが・・・・そうはうまくいかないものである。ホントいい公園です。
ねこじゃらし公園(東京都世田谷区奥沢7丁目46-5)
区立公園:面積3,268㎡
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