SSブログ

自由が丘公園 [東京都目黒区]

公園に出かける途中で近所の駄菓子屋に寄った。子供たちに150円ずつ渡し、好きなお菓子を選ばせている間にふと見つけた水風船。一袋にいっぱい入って50円という価格と前に北海道の従兄弟たちと遊んだときの楽しかった記憶があったので、ついつい買ってしまった。それを持って出かけたが、たどり着いたのはどういう因縁なのかおしゃれな街「自由が丘」。その駅の北側、すこし繁華街を過ぎた感がある場所におしゃれなお店に囲まれて自由が丘公園はある。すぐ横の駐車場は満車だったため、しかたがなく停めたのは30分300円というコストパフォーマンスのかけらも無いタワーパーキング。子供たちは開店する床が楽しかったらしいが、若干後悔しながらの駐車。

自由が丘01.jpg

公園はどこにでもあるような二段式の小公園。ブランコ、滑り台、砂場、そして壇上に孤独にロッキングパッピーという個性にも乏しい公園・・・・・ではあるが日曜日の昼下がりの自由が丘ならではのこじゃれた母子が数組。よちよちと滑り台に登るわが子を見つめたり。明らかに貧相な砂場で遊ぶ子供を見つめたりと・・・そんなおしゃれな昼下がり、やってきたのは我が家の小汚い餓鬼ども。薄着の服はもうすでに前の公園で薄汚れきっている。なんだか周囲からは完璧に浮いている存在だ。

自由が丘02.jpg  自由が丘03.jpg

そこで取り出したるは先に駄菓子屋にて購入した水風船。袋から取り出し、小さな風船を取り出すなり、公園の端にある水道の蛇口に風船の口を取り付けた。蛇口をひねると水が勢い良く噴出して、風船は見る見る間に膨らんだ。もともと割ることが目的の水風船は非常に薄く、まるでアレみたいだ。周囲のセレブらしき人々には下品な庶民の玩具、水風船など知る由も無く。薄く膨らんだゴムの袋を見る目はかなり厳しい。それでもめげずに1個、2個、3個と膨らましていく。両手いっぱいに水で膨らんだ風船を持った子供たちが階段を駆け上がり、上の段で風船を投げ出した。ばしゃー!!と水をぶちまけてゴムの袋ははじけ飛ぶ。ゴムの破片を拾うと泥と砂でぐしゃぐしゃだ。子供たちの手もどろどろだ。こんな街中で遊ぶ遊びではまったく無いが、それでも水風船遊びは続く。簡単に内臓液をぶちまけて破裂する水風船は子供たちにとっては刺激的なおもちゃである。次々に水風船は水をぶちまけながら破裂していったのだった。

自由が丘04.jpg

だんだん子供たちも水風船の扱いに慣れてきた。長男なんかは投げた水風船を割らずにキャッチできるようになってきた。ついにはすべり台の上と下でキャッチボールが始まった。それでも何回かに一回は失敗して破裂する。ばしゃー!!と破裂するたびに爆笑の渦だ。たまに破裂しないで地面に転がったときには感激の渦だ。歓声が上がる・・・・・しかしここは自由が丘、明らかに浮いている。それでもぜんぜんめげずにこの遊びは30分以上続き、ついに最後の一個が割れて宴は終了した。

・・・・ここは自由が丘

自由が丘05.jpg

自由が丘公園(東京都目黒区自由が丘2丁目8-18)

区立公園:990㎡


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ねこじゃらし公園中町どんぐり緑地 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。