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西日暮里公園 [東京都荒川区]

西日暮里駅のすぐ裏にある西日暮里公園に行ってみた。地図上で見ると本当に駅のすぐ裏にある公園なのだが、実際に行くのはかなり険しい。いったん駅から出てみて見ると巨大な崖が聳え立っていた。飛鳥山みたいな丘があることをイメージしていたがコンクリートでしっかりと固められた角度60度以上はありそうな完璧な崖である。正確には道路を通すための切りとおしになっていて、一番谷底を道路が通っている。

 西日暮里01.jpg

絶望的な気分になりながら、上を見上げて見ると道路をまたぐ歩道橋から崖に沿って上がる階段が続いている。この炎天下の中、この果てしない階段を登るのは相当つらい。子供がいたならば完全拒否であろう。しかしながら西日暮里公園に入るにはここを登るしかなさそうだ。覚悟を決めて会談を登っていく。

西日暮里02.jpg

階段の途中から駅のほうを振り返ると目がくらみそうな高さである。道路をおもちゃみたいな大きさの自動車が走っていくのが見える。街にあるすべての建物が自分よりも下に見えるのである。東京ではこんな光景はほとんど見られない。・・・・あと少し、そう言い聞かせて残りの階段をふたたび上り始める。目の前に濃い緑が近づいてくる。しかしながらかなり暑い、汗が吹き出て息も切れてきた。これはこれでかなりの登山気分である。

西日暮里03.jpg

上りきって目前に広がるのは、山手線の駅のすぐ近くとは到底思えないほどの圧倒的な緑・・・そして緑。広い通路があって広場がある公園というのではなく、林の中の公園。まるっきり森林浴の世界が広がっている。階段を上りきった体を休めようとベンチにでも座って休もうと思ったが、見回すとけっこうの人がいる。10数人くらいか・・・・。周囲には瓦礫みたいなものもあり、ホームレスの巣窟とも見えるが、公園の中にいる人の7割くらいは普通のおっさん達である。しょうがないので公園にある案内板とかを見てみる。この地は江戸を開いたといわれる室町時代の武将、太田道灌が陣取った場所で周辺の山を道灌山と呼ぶらしい。ちょっと歴史をかじりつつ森林浴をしてみる。荒川区のホームページにあるように駅うらとは思えないほどの静けさ、高い場所にあるから余計なものも目に入らない。貴重な都会の緑である。

西日暮里04.jpg

・・・で子供たちの遊び場と言えば、公園の中央にブランコと鉄棒があるのみ、まぁ駅側から来る子供は皆無だと思うのでしょうがない。でもこの場所ではプレーパーク「あらかわぼうけんあそび」が毎月第二日曜日に行われるらしい。確かにコレだけ自然にあふれていたらプレーパークも楽しいであろう。駅から近いので近くの人はぜひ行ってみるべし!・・・・地獄の階段を上らねばならぬが・・・

西日暮里05.jpg

西日暮里公園(東京都荒川区西日暮里3丁目5-5)

区立公園:面積3841㎡

 


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コメント 2

NO NAME

ハハハハハハハ!
確かにホームレス公園でしたね!!
by NO NAME (2014-03-26 09:06) 

通りすがり

日暮里駅が斜面にありますからねぇ。
南側の入り口から行くと5〜6段の階段だけなんですよ。

by 通りすがり (2014-06-25 12:33) 

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