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飛鳥山公園 [東京都北区]

桜の名所として有名な飛鳥山公園に電車に乗って行ってきました。

事前に大きな遊具や遊水施設があると聞いていたので、しっかりと着替えを持って兄妹を連れて世田谷j区から電車を乗り継いで一時間かけてJR京浜東北線、王子駅に到着しました。ちょうどお昼時だったのでお昼ご飯にハンバーガーを買って公園側に向かいました。駅からすぐに見えるのは小さなモノレール。飛鳥山の名のとおり王子駅からは立派な丘が聳え立っています。公園はその上にあるので階段で登ることもできますが、体の不自由な人への配慮なのか、最近このモノレールが設置されたそうです。

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数分おきに運行されている16人のりのモノレールはなんと無料。丘の高さはたいしたことは無いけど子供たちが興味を示したので、とりあえずモノレールに乗って公園まで上がりました。かなりの急勾配をモノレールはゆっくりと登り、ほんの2分ぐらいで山頂駅に到着。到着した場所はちょうど公園の一番端で、遊具や博物館のある場所までは木々が生い茂る遊歩道をしばらく歩く事になる。桜の名所だけあって、結構緑は深く、遊具らしきものは最初のうちは全く見えてこない。若干の不安を感じながら子供たちを歩かせる。幸いにして子供たちが文句を言い出す前に遊具は見えてきた。

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木々の間から見えてくるのはヨーロッパ風のお城の門と、大きなお城の形をしたコンクリート製の遊具。明らかに昭和の時代に作られたものだが、この時代の遊具でこれだけ大きいのは非常に珍しい。中央に4つの塔がそびえたつ城は広い階段のアプローチのほか、さまざまなアスレチック要素の入ったアプローチをもち、そこから四方八方に滑り台が広がっている。滑り台は頂上からストレートに滑り降りるものと、いったん中腹で金属製の滑り台に乗り換えるタイプと二つある。古い遊具の割には幼い子供と小学生たちの双方に配慮した心憎い大型複合遊具である。城にはところどころに張り出した見張り台もあって高さも実感できるようになっている。なかなか楽しそうな遊具で常に子供たちが遊んでいた。

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城の周囲は蒸気機関車D51と昔の都電、そして昭和の薫りぷんぷんのコンクリート製の遊具たちが囲んでいる。ほかの場所で見たようでちょっと違うような遊具が多い。これらが中心の城と一体になって一種独特の世界を形成している。たぶん子供たちにとっても印象的な世界なのだろう。

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その飛鳥山ワールドの中で、もうひとつ異彩を放っているのが像のコンクリート像と滑り台が一体化した遊具。像の大きさはまさにリアルな大きさなので、かなり大きな滑り台だ。象(像)自体も精巧に作りこまれており、象の鼻に子供を乗せて記念写真をとっている家族までいた。その先の売店兼うどん屋までの間には藤棚と砂場、そしてコンクリート製のベンチつきの小さな家が3つある。これもまた城を中心としたファンタジーな飛鳥山ワールドを作り上げている。考えて見ればそれぞれ別な銃実で作られ、展示されており一貫性は無いのだが、妙な一体感があるのはなぜなのだろう。

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その飛鳥山ワールドの中には普通の昭和のスタンダードな遊具たち~ブランコや鉄棒やウンテイがちりばめられているのだが、そのなかで最も輝いているのはやっぱり地球儀。けっこうきちんと整備されていて、すべりはけっこういい。小さな子供たちが押しても十分な速さでよく回る。うちの子も見ず知らずの子供たちと一緒に変わりばんこに乗ったりまわしたりして正味30分くらいは遊んでいた。

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その向こう側には駐車場があるらしいが、その場所までの間の芝生の広場には、ちょこんと今風の小さな子供向けの複合遊具がおかれているが、明らかに飛鳥山ワールドには入れてもらっていない漢字である。ちゃんとしているというか、ほかに比べれば十分に充実した遊具なのだが、心なしか遊ぶ子供の姿も少なく寂しそうである。

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飛鳥山ワールドで遊んだあとは、そこから博物館のたてものの横を抜け少し下ると噴水広場がある。噴水の中ではたくさんの子供たちが噴水の噴出し口で遊んでいた。水はけっこう激しく噴出していて、その上に乗ると体が浮くくらいだ。お知りで波乗りをする感じで小学生たちが変わりばんこに遊んでいた。弱点は噴水までの段差が高く、登り口が無いので小さな子供は一人では登れない。下の4歳の娘も何度も抱っこして登らせてあげた。そのせいなのか大人たちが結構噴水のところに上がっていた。ほったらかしにできないのが連れて行った親としては少しつらい。

噴水広場には、そのほかたちとせせらぎもあり、そっちのほうで遊んでいる子供たちもたくさんいた。この噴水広場のほうが、地元の人たちが集まっている感じで、ピクニックをしている集団もあった。

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噴水で遊んだ子供たちを着替えさせ、次に行ったのはこの飛鳥山公園に3つある博物館だ。紙の博物館、渋沢資料館、北区飛鳥山博物館の3つの博物館が並んで飛鳥山ワールドの横にあるが、子供も小さいので今日は紙の博物館だけはいった。入場料は大人300円、子供100円、紙の製造法からリサイクルなどの展示のほかにダンボールでできた遊具のコーナーなんかもあり、狭くて小さな博物館ながらも、そこそこ楽しめる。

 

飛鳥山公園は徳川吉宗の時代に造成された公園で、公園法上も上野公園や芝公園と一緒に最初の公園と制定された歴史ある公園。桜の時期には多くの人でにぎわうらしい。アクセスはJRのほか都電荒川線、車(小さいながらも駐車場あり)が可。お勧めはせっかくだから都電に乗りたいところ。

 

飛鳥山公園(東京都北区王子1-1-3)

区立公園:面積72,000㎡

 

 


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コメント 2

おうど

連続コメントします(笑)。
北区で育ち、荒川区に住んでいる為、当然子どもをここまで連れて行きました。都電には乗らずに、自転車で都電と並走して(笑)。

1歳のときは、お城に圧倒され、また1階から2階へ上がるスパイラルの階段でもたつくと、大きな子どもに迷惑がられるので、「飛鳥山ワールドにいれてもらえない」背の低い滑り台の方が大活躍でした。周囲は丘にもなっており、ヨチヨチ歩きにはスリリングだったようです。

2歳になってお城の滑り台もなんのそのですが、売店の前の自販機に張り付いてしまうようになり、あまり連れて行かなくなりました(トホホ)。

ここで紹介されている公園に一つ一つ訪れてみたいです。

by おうど (2010-09-03 13:41) 

藁苞屋

飛鳥山はいいですよね。都内23区の公立の公園では5つの指に入るくらいすばらしいです。外遊び水遊び中遊びのバランスが取れていて連れて行ってもはずれが無いのが良いです。また今度熱くないと気に入ってみようかと思います
by 藁苞屋 (2010-09-05 17:01) 

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