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日本科学未来館 [東京都江東区]

いつも北の丸公園にある科学技術館へ行くのだが、今回は夏休みの企画展もあるのでお台場にある日本未来科学館に行ってみた。事業仕分けで蓮舫にやられたあそこである。

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以前、来たことはあるのだが、改めて来てみると思うのは展示物がとにかく大掛かりな事。さすが国直轄事業とでもいうべきか、地方の科学館や科学技術館とは基本的に違う。シンボルの球体ディスプレイだけで地方都市の科学館くらいはできそうなほどである。科学技術館のコンセプトはテーマ別に部屋を分け部屋ごとにテーマを決め協賛企業などが展示するといった、いわば小部屋方式であるのに対し、日本科学未来館のコンセプトは大部屋にテーマに沿ってひとつずつ吟味して設置したといった感じ。だから館内の開放感は圧倒的だ。そして科学技術館が基礎科学から未来科学までなのに対し、ロボットや宇宙、生命科学など未来に向けた比較的新しいジャンルをテーマにしている。だからなのか、実験みたいなのはあんまりなく、奥のほうの仕切られたブース内で行われるだけである。たしかに他の科学館に比べ箱モノ感は強い。また展示が全体的に大きな反面体験できるキャパシティは小さく、子供たちが手に触れるには長い時間待たないといけないという問題が残る。

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国際宇宙ステーションの模型とか、しんかい6500とか、インターネットの物理モデルとか、バーチャルリアリティの体験だとか、そんなに混んではいないのにとにかく並ばないとできない。うーんちょっと悲しい感じだ。もうちょっとせこくていいので、簡単に体験できるものを多くしてほしい。

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逆にウチの子供たちに人気だったのが、ショッピングセンターで見かけるような床にスクリーンを写して、そこで遊ぶ子供や置いてあるものをセンサーで感じで魚をうごかすアトラクションとかAIBOや市販のロボット玩具である。AIBOやロボット玩具は説明員の人たちがついていてくれて説明を受けながら体験できたのが非常に良かった。科学技術に興味を持ってもらうというのがこういった科学館の使命なのだから、簡単で安物でもそういった体験しやすいものを中心に展示を考えるべきである。少なくとも資金は少なくてもできるし、説明員の人たちをボランティアでもいいから増やしたほうが具体的に科学に興味を持てると思うのである。

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それを一番顕著に表しているのがパズルのコーナー。明らかに金はかかっていない感じではあるが、どこの科学館でも人気のコーナーである。ここのパズルはオリジナルのものが多かったが、正直市販の安物でも十分である。そういったもので遊ぶだけでも、うまく説明員の人がフォローできれば重力や重心の話とか幾何学的な話とかにもっていける。何千万円もかかってそうな展示だけが重要なのではないと思ったのである。

最後にアクセスを言うと首都高のお台場で降りてまっすぐ進み、船の科学館のほうに進むと手前にお台場の公共駐車場がある。1日停めて1500円という安いとも高いともいえない設定。うまく停めれると、日本未来科学館はすぐそばである。

日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)

その他:面積不明


タグ:科学館
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