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神明児童遊園 [東京都品川区]

地域住民のタコ遊具への愛からタコ遊具が移設・復活したという公園。元々この公園内に1968年ごろに渋谷区の建設会社がじはじめてタコ遊具を設置し、その後全国に広まったとされているのだが、道路の拡張に伴い公園が移動せざるを得なくなった。しかしながらタコ遊具に愛と誇りを持つ住民の要望なのか、新しく移動した先の公園においてもタコ遊具(タコの山)を設置する事になったのである。なんとも泣ける話である。

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実際に公園に行ってみるとタコ遊具は2つ。写真手前の子ダコは以前からあったものをそのまま移設したもの。奥の親ダコは老朽化して使えなくなってしまった以前のタコ遊具を、そのままの形と色で再度全く新しく作り直したもの。そこまでやるのかと感心してしまう。以前の写真をネットで見たが番うのは親子のタコの間にあった鎖のウンテイが無くなった事と二匹のタコの配置くらいである。

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感動なのは親ダコの後ろの鉄製のはしごまで忠実に再現されている事だ。前の恵比寿東公園でも取り上げたが、このはしごは現在の基準で考えたら、普通なら採用されない難しさと危なさなのであるが、そこまできちんと作り上げている。しかも現在の技術ならタコの表面は滑らかな局面を描く事も難しくないと思われるのだが、なんとなく手作り感があるでこぼこさまで再現している。すばらしい。

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実際に親ダコのほうはたくさんの子供が遊んでいる。しかも小学校低学年を中心に高学年から幼児まで幅広い層が遊んでいる。5時のチャイムがなったら一斉に帰ったところを見ると近所の子供たちだろう。ちなみに正面左手にあるタコの足の間はすべり面で無いトンネルがあって(どうやら珍しいらしい)、ここでベイブレードをしている子供達がいた。やはり子供というのは狭いところが好きなのである。

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最後にこちらは旧公園の廃墟。タコ遊具と同時代に一世を風靡した遊具たちが寂しく佇んでいる。以前はトイレまで設置されていた公園だったのだが、救われたのはタコ二匹だけなのだった 

 アクセスは大井町駅の前の通りを大井町線に沿って先に進んで突き当たったところにある。一応駅前なのでコインパーキングがある。品川中央公園の近くでもある。新しいタコ遊具を是非見に行ってあげて欲しい。

神明児童遊園(東京都品川区二葉1-4-25)

区立公園:面積:以前は1200㎡


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