赤羽公園

今回も仕事中に見てきた公園。場所はＪＲ赤羽駅を降りて東側に進み大きな通りを過ぎ西友の浦河にある。駅からは近いのでコインパーキング等はたくさんありそう。

公園はおおよそ正方形で、中央には馬に乗る少年の銅像と噴水がある。広場重視というよりもモニュメントの色彩が強い印象。なんでもこの噴水は明治１００年を記念して１９６３年に作られたとの事で、やはりそういう意図があるのだろう。基本的に噴水公園が中央に鎮座しているので、その周りを囲うように広場や児童遊園がある。児童遊園は二つ、キリンの形の滑り台がある（らしい）小さい児童遊園と大きなゲート方のすべり台のある児童遊園だ。

このコンクリート製のゲートを抜けると児童遊園だ。訪問した時は既に五時を過ぎていたのだが、結構子供達が遊んでいた。ただ、こののゲートは２階建ての住宅ぐらいの高さがあり、一見するととても滑り台には見えない。注意してみると滑り台がスパイラル状になっていて滑られそうな感じであるが、その時は子どもも遊んでいなかったので、すべり台であることにすら気がつかなかった。

 

 児童遊園の中央にはコンクリート製の幅の広いすべり台、小さな木製のすべり台。砂場、円筒形のいぇつパイプで出来た橋というかウンテイ、ブランコなどがある。滑り台もこのウンテイもこの年代に作られた都内の公園では良く見かける非常にオーソドックスなもの。小さな子どもから大きな子どもまでが遊べるバランスの良い配置だ。きっと昼間はたくさんの子供達が遊んでいるのだろう。

しかしながらその片隅にある非常に異様な遊具。写真で見ると滑り台みたいであるが、実はこれは非常に背が高い。その中央くらいの高さに体操の吊り輪とブランコがある。つまりは大人の背より高い位置にブランコらしきものがあるのだ。シルクドソレイユじゃないんだからこんなすごい遊具なんて遊ぶ子どもなんかいないだろうと思っていたら、ひとりの小学生がそれによじ登り、ブランコ遊びを始めたのである。大人の背よりも高い位置でのブランコというのは驚きというよりも非常にシュール！！北区恐るべしといった感じである。考えてみたらゲートといい、この遊具といい、この公園は非常にスリルを感じられるハイレベルな遊具がそろっている。改めて帰宅恐るべし、１９６０年代恐るべしである。

この公園はフリーマーケットなどの行事も行なわれるらしく、地域の公園として賑わっているようだ。しかし、気になるのはちらほらと見える野宿者の影。ブルーシートハウスまでは出来ていないようだが一家団欒をするにはすこしダークサイドも見えすぎる感じだ。

赤羽公園（東京都北区赤羽南１－１４－１７）

区立公園：面積１１５３３㎡

 

タグ：駅近隣

コメント 2

キリンの滑り台は昨年　取り壊されました。
隣のプールだったところが取り壊されて　広場になっています。そこで球技をする子どもを　よく見かけます。
公園の周りの樹木は背が高く　枝も茂っていたので　夕方になると　帰巣した鳥の鳴き声が遠くまで　響くほどでしたが　昨年ほとんど切り倒されました。
防犯上なのか　管理上なのか…
蝉も昨夏はすっかり減ってしまいました。
今は　ブルーシートのかかったダンボールハウスは　かなり大きなものがいくつかできています。
でも　子どもたちは同じように遊んでいます。
by NO NAME (2011-04-05 20:07) 

はじめまして、当方1940年生まれ73歳です。赤羽を離れ現在埼玉県の狭山市に住んでおります 故郷北区志茂が忘れられずパソコンを開きましたが、建物関係は多少変わっておりますが道路状態はほとんど変わりがないよう見事に描かれており懐かしさで目頭が熱くなりました。尚 赤羽公園を写真で見させていただきましたが、私の幼少のころの赤羽公園付近の記憶としては沼がありそこで釣りをしている先輩方々の姿、又、周りは田んぼであり、沼から出ている水が小川と、なり、田んぼの間を抜けてやがて「どぶ」水が多少汚くなり荒川に流れゆくのを覚えております。更にその前の戦争の頃は長女の背中に負ぶさり荒川土手に逃げたのがトラウマとなっております。いろいろ細かく地図などを構成していただきまして誠にありがとうございました。後々のこともよろしくお願いいたしまして失礼します。電話[phone] 青柳
by 青柳 克守　「アオヤギカツモリ」 (2014-03-11 19:11)