武蔵野の森公園

とにかく広さを感じる公園だ。実際の面積以上に広さを感じるのである。

駐車場は国道２０号を味の素スタジアムの横で曲がってまっすぐ行くと右側にある。１００台以上駐車出来るかなり広い駐車場だ。今日は冬で天気が今ひとつだったせいか駐車している車はほとんど無かった。駐車場の前には大きな休憩所があってそのすぐ向こうに大きな芝生の広場が緩やかな下り坂を描きながら広がっている。だいたい公園の駐車場というのは公園の端にあるので、人が集まるメメインの広場までは林の中とかプロムナードとかをかなり歩かされるのが常なのだが、ここは「車を降りたらすぐ広場」といった感じである。小さな子どもはとにかく辛抱が効かないので、これは非常に好印象。ボールをもって子ども達は広場まで走っていった。広場はとにかく広く感じる。「大芝生広場」という名前がぴったりである。実際の広さもそうなのだろうが、周辺の木々があまり大きくない事や、緩やかな下り坂な事や、その先にある調布飛行場の滑走路が一体的に見えることなど幾つかの条件が重なって広さを感じさせている。まぁ今日は人もほとんどいないのでさらに広く感じる。

広場で小１の息子や幼稚園の娘とサッカーボールを蹴りながら芝生広場を下っていく。右手に小さな丘があったので休憩がてら登ってみる。「ふるさとの丘」という丘で各地方から集められた石が並んでいる。ちょっと外国の墓みたいなので変な感じだが、その先に上がると非常に景色が良い。「武蔵野の森」なんていう割に木々が少ないので、隣接する府中市の朝日サッカー場、調布飛行場の滑走路、その先の広場など公園全体とその周辺が一望できる。かなり気持ちがいい。丘といっても斜面は穏やかなので、ここでもサッカーボールで遊ぶ。しばらく遊んでから、その先にある池の横を抜けてその先の遊びの広場に向かう。向かう途中で隣接する野川公園の入口が空き地や道路の向こう側に見える。

遊びの広場周辺で目立つのは展望台と掩体壕（えんたいごう）だ。戦争中、アメリカ軍の空爆から戦闘機を守るための飛行機用防空壕で、公園内に２つ保存されている。新しくてキレイな公園の雰囲気とは明らかに異なる異質な存在だ。それはさておき遊びの広場自体は少し木々が生えているちょっとした広場で遊具等は全く無い。思わせぶりな名前なのに少しがっかり。ただ広場内には夏にはせせらぎが流れているようで、夏は遊べそう。

総括すると、とにかく広くてきれいな芝生で遊びたいならお勧め。公園自体が新しく、入口近くに若干ホームレスが居る事に目をつむればかなり快適そうである。ゴルフ場を改修した野川公園とはちょっと違った広さを体感できる。

武蔵野の森公園（東京都府中市朝日町三丁目）

都立公園：面積２６２.４６６㎡

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