都立芝公園 [東京都港区]
都心の公園めぐり
今回は東京タワーのふもとにある芝公園。芝公園は都内で最も古い公園のひとつで、戦前は増上寺を含めた広大な公園であったが、戦後の政教分離により増上寺は分離され、さらにその増上寺の土地がプリンスホテルとなり、公園としての一体感が保てないくらいバラバラになってしまっている公園である。今の形は増上寺とプリンスホテルを囲む環状の緑地帯になっている。なんだか民間の施設の緑を補完しているみたいで、なんだかもやもやしたものがあるが、まぁ歴史的にはしようが無い。
公園は18号地、19号地・・・・と区画分けされているが、基本的に子供を連れて行って楽しそうなのはみなと図書館のある区画。ちょうど東京プリンスと道路をはさんだ向かいにある。公園で一番目立つのは「こども平和塔」という塔。戦後間もなくに平和を願って作ったらしいが、リフォームされているのか結構綺麗、あとここは昔、北海道大学の仮校舎だったという石碑もある。石碑に書かれた文章を読んでみると、その中の女学校に入ると北海道民と結婚する事を誓わされるという、今では信じられないエピソードも書いてある。
サイトのテーマに戻り、子供の遊び場に目を向ける。まず基本としてブランコとシーゾーがある。シーソーは逆U字型のもの。近所の公園とおなじタイプなので少し気になった。後は滑り台とアスレチック遊具がいくつかつながった総合遊具。雰囲気は広尾公園なんかと同じ感じだが、中くらいのサイズ。当日遊んでいたのは親に連れられた3歳くらいの小さな子だった。特に特筆する事は無いが地下鉄の御成門前のすぐそばにあることと図書館が隣接していると言う事。結構大きな図書館なので絵本なんかも期待できる。夏で暑い時には使えそう。しかし東京タワーからも少し遠いので立ち寄ると言う感じではない。近所の子供用の公園と言った感じ
その他で気になるのは地下鉄赤羽橋近くにある18号地。こっちは東京タワーも近いので東京タワー観光のついでにいけそうな場所なのだが、基本的にはお年寄り向け。ゲートボール場もあるが、置いてある遊具がいわゆる健康遊具ばかりなのである。子供向けはほんの少しと言った感じだ。デモ機になったのはバスケットボールのゴールみたいなやつ。説明を見たらバスケットボールみたいに遊んでくださいと書いてある。じゃぁ素直にバスケットゴールを作ったほうがいいような気がする・・・・
芝公園と言うと非常にメジャーな印象を受けるのだが、本当の姿は小さな公園が続いてるだけ・・・といった感じで、わざわざ訪問する公園では決して無い。
都立芝公園(港区芝公園一・二・三・四丁目)
都立公園:面積122,501㎡
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