青山公園南地区

いまのところ最悪の都立公園

場所は新国立美術館と環状三号線をはさんで向かい側、広大な青山墓地に隣接した場所にある。周りには何にも無いので何かのついでに来る場所ではない。新国立美術館に行ったとしても反対側のミッドタウンに行ったほうがきっと楽しい。

まずは入り口。入り口の前の道路には休憩を取っているタクシーでいっぱいである。通りを少し行くと入り口らしきものがあるが、既に廃墟っぽい雰囲気で公園の名前も何も書いていない。真正面にやたらと新しい自動販売機つきの公園事務所らしきものがある。災害用の施設として新しく作られたようだ。しかしそれ以外の全てが廃墟っぽい。右手には一応柵で囲われたグランドがあり、そっちのほうには人も居る。それなりに活気がある。しかしながらその反対側は奥のほうにぽつ～～～～んとバスケットゴールがあるだけである。明らかに何にも使っていない。道路の向こう側に見える墓地のせいもあるがどんよりした雰囲気につつかれている場所だ。すでに公園だとも言いたくない状況である。

しかし恐ろしいのはその先である。グラウンド＋空き地の奥には丘になっていて木が茂っている。その丘を登る階段が見えている。きっとこの先に公園っぽい施設があるに違いないと思い、おどろおどろしい雰囲気をふりはらって階段を登ってみる。何だか人気は無い。それ以上になんだかき義も荒れた感じである。雑草が茂っている感じである。階段を上りきる前に既に失敗が明確になってきた。木々の間に若干広場っぽいのが見えるのだが、明らかに雑草は得放題で全く整備されていない。きれいに芝生を整備していた檜町公園とは偉い扱いが違うのである。ココまで来ると公園ではなく空き地である。他人所有の空き地に住居不法侵入をしたのではないかという錯覚に陥る。

登りきると洋風の東屋のようなものがあって石碑とフェンスが見える。フェンスには英語で何か書いてある。フェンスの向こう側は米軍のヘリポートなのだ。なんだか居てはいけないような気にもなってくる。後で調べてみるとこの土地は米軍との間でもめているらしい。不法に返してくれない米軍も悪いが、まともに使っていない東京都も不誠実だ。それくらい荒れている。石碑にはこの得部隊がどうのこうの書いてあったが、これでは公園に引き渡した近衛師団が泣いている。ココまで気合が入っていない公園なのだ。近くに行っても寄る必要すらない。

青山公園（南地区）：東京都港区六本木七丁目

都立公園：面積３８、４６５㎡