弁天公園 [東京都世田谷区]
小田急の効果が環状八号線をまたいだ辺りにある公園。周囲はアパートや店舗、店舗の一階が駐車場になっていて環状八号線の喧騒がそのまま公園に入ってくる。ここの主役は大きな木と三連のコンクリート滑り台だ。
まずは何よりも滑り台。公園の築山としてはかなり高いほうの山の上からコンクリート製の三連の滑り台が下りている。肯定差、角度ともに充分にあり下から見ても、上から覗き込んでもかなりの迫力だ。これならば小学生でも充分にスリルを楽しめる。しかも三連あるので滑るだけでなく登るのも同時に楽しめる。小学生くらいになるとそういう応用性が遊具には必要な要素だ。それよりも見ただけで充分な存在感や威圧感がある。記憶にも残る遊具である。
しかも最近この滑り台はペインティングされている。元々はコンクリートの色とか白だったのだが、空の青をベースにいろいろと楽しい絵が描かれている。おそらくは地元の小学生の作品なのだろう。(大人だったらちょっとこのセンスは怖い)こういった手作り感も見ていて楽しいし、何より落書きを書きにくいから荒廃した感じにもなりにくい。この試みはそんなにお金がかからないと思うので他の自治体でもまねしてほしい。ただのボロイ遊具よりも楽しくてぼろいほうが、より遊具として正しいと思う。
そのほかはブランコと砂場というスタンダードな構成。しかし砂場の浦がちょうど下水道工事をしていて片側がカラフルな絵が描かれたフェンスが建っている。むしろコレがないよりもあったほうがちょっと田舎のバス停みたいで楽しい。
あと公園の隣の道路をまたいだ向こうには旧弁天小緑地の部分がある。こっちには何にも無い。
弁天公園(東京都世田谷区桜ヶ丘5丁目42-1)
区立公園:面積2040㎡
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