アクアマリン福島

北海道から東北への旅、最後の訪問は「アクアマリンふくしま」

一昨年にも訪問し非常に楽しく過ごさせてもらったのだが、昨年の大震災で大きな被害を受け、何とか再オープンしたものの風評被害もあって厳しい状態が続いていると聞き、なんとか寄ってみた。

訪問したときはちょうどお祭りの最中で人出も多く賑わっていたので少し安心。臨時駐車場に車を停めて入場した。入場料は大人１６００円、子供８００円。水族館だから仕方ないがちょっと高め。

 　

制御装置、浄化装置のある地下室が津波で浸水し、魚たちは全滅したと聞いていたが、大水槽を含め展示はほとんど復活していた。いわしの群れもちょっと小ぶりなような気がするが、見事な群れを見せていた。館内を見る限りは震災の影響をまったく感じさせない。

　

今回はさらにバックヤードツアーにも参加した。ボランティアの方から説明を受けながら水族館の裏側を見学させてもらった。動物と魚では浄化の仕組みが根本的に違うことや、魚たちのえさのことなどいろいろ教えてもらった。子供たちにとっても楽しめるような内容になっていて是非お勧め。また震災時の話や被害の内容の話もあり、興味深く話を聞かせてもらった。浸水の被害もさることながら、液状化現象による地盤沈下でかなりの被害があったこともはじめてわかった。このバックヤードツアーはお勧め。

　

アクアマリンふくしまは、自分で魚を釣って調理して食べるなど、いろんな面白いアトラクションがあるが、今回子供たちを遊ばせたのは「蛇の目ビーチ」。人工的に造られた海水の池と砂浜で、海の生き物たちと触れ合えるのが売り。早速子供たちは砂浜から海に入ったが、あまり生き物は見つからず、小エビと巻貝を捕まえて砂浜で遊んだくらいだった。ちょっとだけ残念な感じだったが、震災以来海で遊ぶ機会が減ったので子供たちにとっては砂遊びだけでも楽しかった様子だった。

そんなに時間をかけてみたわけではないが、気がつくと数時間経過。楽しいと時間がたつのも忘れてしまう。前に来たときも楽しかったが、今回も楽しませてもらった。放射能とかの風評被害もあるが、水族館で自主的に測定もしているので安心して遊びに来てほしい。

やはり周囲を見ると震災の爪あとは所々に見られる。東北の復興を願うのみである。

 　

アクアマリンふくしま（福島県いわきし小名浜字辰巳町５０）

その他：面積不明

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