池田児童遊園

千歳船橋なのに何故か「池田」という名称。旧地名かと思ったが、周囲にそんな様子は無い。行ってみると公園の前の石碑にこう書いてあった。「この敷地１４３１平方メートルは池田門兵衛やゑ御夫妻により公共福祉のため寄付されたものであります。世田谷区はご夫妻の意志にこたえて児童遊園および敬老会館をここに建設しました」とある。池田さんという人の寄付でできた公園だから池田児童遊園となったのである。確かにしゃれたデザインの地区会館が公園と一体的に建設され、中ではおばあさんたちがダンスみたいなことをしている。しかし寄付されて整備したのが昭和３９年ということを考えたら、保育と敬老を一体的に考えた施設は当時としては時代を先取りしたような非常に先進的なものであったはずである。

敬老会館と公園が一体化している象徴がこの滑り台。会館のテラスから滑り台が出ている。児童館と一体化した遊具というのは見たことがあるが、単なる地区会館と一体化しているのは珍しい。そのほか砂場なんかも建物のすぐそばにあり一体的にデザインされている。

それと時代を感じさせる遊具。この遊具は中野区の公園とか井の頭公園の動物園で見たことはあるが世田谷では見たことが無い（はず）。

地区会館の建物がけっこう今風でちょっとした不思議な雰囲気がする公園である。

池田児童遊園（東京都世田谷区船橋３丁目１１－１２）

区立公園：面積１０８１㎡

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