駒場野公園 [東京都目黒区]
京王井の頭線の駒場東大前駅近くにある広い公園。元は東京農学校があった場所でそれを記念した田んぼも再現されている。行き方は駅を降りて東大教養学部の門のあるところから左側に抜けて坂を下って再び線路を渡ると深い森が見える。けっこう立派な門構えだ。
公園内に入ると渋谷近くの目黒区とは思えないほどの雑木林が広がっている。鳥のさえずりまで聞こえてくるくらい立派な林でバードウォッチングのための観察台まである。公園というよりも森といった感じである。けっこうたくさんの子供たちが林の中に入って騒いでいた。恐らくは虫とかをとっているのだろう。
その森の中にはぽつーんとあの遊具。もしかして宝くじからもらったコレしか遊具が無いのかと思って辺りを見回してみる。これしかないなら全く無いほうがマシ。端のほうにあるテニスコートも自然っぽくないが、このオレンジ色も森林の色彩としては邪魔としか言いようが無い。真剣に周囲を探してみたら、かなりはなれたところの広場にもうひとつ遊具がぽつーんとあった。
森の中に佇んでいるのは水色の滑り台。しかもただの滑り台ではなく、ローラー滑り台。しかも珍しい幅広の直線タイプである。ちょっとだけ地面の森の粘土質の土でローラーが回らなくなってしまっていないか心配してしまったけど、触ってみたらちゃんと回る。広場の真ん中にぽつんとあるので、なんだか神々しく見える遊具である。残念ながら子供たちが遊んでいる姿は見れずに、その場を離れる。
駒場野公園は東山公園なんかと一緒で飛び地でもうひとつ公園がある。目黒区のサイトでは「水田のある部分」と「多目的広場のある部分」となっているが、多目的広場がある部分である。ただ飛び地との間は遊歩道みたいに整備されていて公園としての一体感は少しだけ確保されている。
遊歩道の出口からは車通りの多い通りも見える都会的風景が広がる。こちら側にはたくさんの親子連れが自転車に乗ってやってきていた。けっこうにぎやかな雰囲気だ。多目的広場も高校生くらいの男の子達がサッカーをしていた。ただところどころ芝生の養生で柵が作られていて、グラウンドとして使うには少し厳しい感じ。フェンスを隔てて子供が集まる遊具の広場がある。子供たちがたくさん居て遊具にたくさん集まっていた。奥のほうにはお母さん達が井戸端会議といった感じ。
広場の奥には複合遊具がひとつ。滑り台が2つの小さなタイプでひとつが完全に小さい個向け、もうひとつが高さが高いもう少し大きい子供向けという構成。そんなに大きくはないが他に遊具も無いせいかけっこう人気があった。
公園全体としては雑木林の中と広場という構成で、うまくはまると範囲地くらいは遊べそうな感じであった。都会の中で森を感じたい人には非常にお勧め。ただ問題は周囲に駐車場が少なく、車で来るのは難しそう。井の頭線を利用できる人限定といった感じである。
駒場野公園(東京都目黒区駒場2丁目19-70)
区立公園:面積39,025㎡
駒場公園を大きくしよう。
by ガーゴイル (2021-01-08 22:58)