浜田山公園 [東京都杉並区]
京王井の頭線浜田山駅すぐ近くの公園。浜田山と言えばかつてはオウム真理教の味とがあったとかで有名だった場所だが、いまやそんな気配も無い。当時はボロボロだった駅も無理やりではあるが新しくなって綺麗になっている。そんな浜田山駅の出口を出て踏み切りを渡るとすぐに公園の入り口がある。
公園全体にはネットに囲まれた球技場のほかにコンクリート製の懐かしい遊具たちが点在している。昭和の遊具の生き残り発見!!とカメラを遊具に向けようと思ったら、コンクリート遊具の陰にぴったりと張り付いている人影がある。一応若いが、明らかに小学生や幼稚園児ではない。制服みたいのを着ているから中学生か高校生である。見ると通学かばんやスポーツバッグがまとめておいてある。写真を撮ろうにも撮れずに様子を見て見ると、そっちの木の陰にも同じような人影が・・・????。さらにアッチの滑り台の陰にも・・・・・。そして広場の中央にはうろうろしている同じような学生が・・・
良く見ると広場の中央には空き缶が置いてある。・・・つまり彼らは公園で菅けり、いや缶けりをしていたのである。恐らくは小学生くらいに遊んだ思い出を振り返りながら懐かしい遊びに興じているのであろう。実にこの公園はそんな気にさせるの図たるジーがある。特に公園の中央の幅広滑り台と筒型ジャングルジムが組み合わさった複合遊具なんか昭和を思い出させ実に泣かせる。(考えてみれば缶けりをしている彼らは絶対に平成生まれなのではあるが)
考えてみればコンクリートの遊具というものは木製遊具や鉄パイプ製の遊具、そして最近多いプラスチック製の遊具に比べて陰となる部分が多い。陰が多いからこそかくれんぼや缶けりがしやすいのである。無駄に大きくて思いという反面、そういった利点(?)があるのだ。コンクリート遊具だってなかなか捨てたものではない。
浜田山公園(東京都杉並区浜田山2丁目17-1)
区立公園:面積4,595㎡
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