押上公園（わんぱく天国）

東京スカイツリーでにぎわう押上に面白そうな公園があるという情報で子供達二人を連れて行く。土曜日だったので首都高から行くと駒形ＩＣが一番近いＩＣなのだが、大渋滞で神田橋で降りて京葉道路で向かい、錦糸町駅で押し上げ方面に曲がっていく。高速を降りてから２０分以内に到着。しかしながら付近には予想通り駐車場が無く、駐車場探しに難航。付近にコインパーキングはあるも小さくていずれも満車状態。ついには息子がトイレに行きたいと言い出したので、公園前で子供二人を下ろして一人で駐車場を探した、結局、押上駅近くのパーキングに停める事ができた。駅に近いせいもあって１時間４００円。周辺にはパーキングメーターもあるが６０分ではちょっと厳しい。

 

狭い路地から普通の公園の入り口に入り、そこからさらにわんぱく広場がある。つまり約３,０００㎡の小さな押上公園の中にわんぱく広場がある形だ。正面から見るとスカイツリーも見えてなかなかの風貌である。まるで入場券を取られそうな門構えだがスルーで出入りできる。わんぱく広場って何者かと言うと羽根木公園などにあるプレイパークと児童館の中間の感じ。プレイリーダーが常駐しているが遊具は手作りではない。ちなみにプレイリーダーも若者ではなくおばさんのボランティア。言ってしまえば下町の町内会でやっているプレイパークもどき。（悪い意味ではありません）運営の形態としては非常に珍しい試みだ。

 先に入っているはずの息子と娘を探してわんぱく天国内に入る。表からは立派に見える門は大きなアスレチック遊具になっている。つり橋や網やロープの橋で構成されている。滑り台は無い。けっこうな大きさなので小学生くらいの子供達もたくさん遊んでいた。ここに登って門から顔を出せばスカイツリーと一緒に記念写真を取ることも出来る。偶然だがなかなか粋な構成になっている。

門の下には三輪車や豆自動車、ねこ車なんかがあって小さな子供達が遊べるようになっている。使われて古くなっているが、一般的にプレイパークにあるものよりは状態は良い。あとで下の娘がいくつか使ったが特に回りが悪いのは無かった。お勧めはねこ車で、幼稚園児の娘や小２の息子を乗せて押してあげると喜んでいた。

　

園内をみまわすと億のほうには、なんやら風力発電をしてそうな設備がある。これは夏の間水遊びをするための設備で、これで水をくみ上げて流すようだ。これまた珍しいものだ。動いているのをいっぺん見てみたい。また園内の落ち葉を集めて作った落ち葉プールなんかもある。しかしこれは狭くて藁で囲われているせいもあって一見、堆肥置き場か肥溜めにしか見えないのか遊んでいる子供はなかった。

　

また園内をプレイパークっぽく見せているのが中央の盛り土のエリア。木の枝からつるされた手作りのブランコがある。これだけが唯一の手作りっぽい遊具である。ただ若干バランスが悪い野江傾いて乗りづらいのが難点。普通に板を使っても良かった気もするが、椅子型は小さな子供の心をひきつける。

その裏にはターザンロープの「跡」がある。残念なことに老朽化のためロープは撤去されてしまったらしい。復活はあるのか？？実は今日、下の娘がもっとも楽しみにしていたのはこのターザンロープだったのである。あとで謝っておこう。

 

そういえば輪が子供達はどこに居るのか？園内を観察している場合ではない。アスレチック遊具にも広場にも影は無い。いったいどこに行ったのだ？？？と思ったら屋内に居た。公園の一角に町内会の集会場の建物があって１階がトイレと工作コーナーになっている。そこでなにやら一心不乱にのこぎりをひく５歳の娘が居た。その奥ではかなづちで釘を打つ息子が居た。こんな天気がいい日にいったい何をやっているのやら・・・。

 　

ここではプレイリーダーの年配の女性達が工作の指導をしてくれる。大小さまざまな木材がそろっていて、使える道具ものこぎりやかなづちくぎ抜き、そしてボール盤と充実している。いずれも非常に手入れが行き届いている。ちょうど時期はクリスマスなのでまつぼっくりを使ったクリスマス飾りを作っていてたくさんの小学生達が群がって作っていた。工作が好きな子であれば、ここだけで１時間は遊べる。結局うちの子供たち二人は延々と１時間以上工作を続けた。

工作コーナーの前には手作りのみにボーリングや輪投げなどが並んでいる。このあたりもプレイパークっぽい。（児童館っぽくもあるが）その他ボールなんかも自由に使えるので息子とキャンディボールでキャッチボールをした。貸し出しの手続きが無いのがうれしい。園内が狭いのとフェンスで囲まれ入り口が１つしかないので、この辺の手続きを省略しても問題が起きないのだろう。気が変わりやすい小さな子供を連れて遊ぶとこういう手続きはめんどうなものである。

 

最後に穴場。わんぱく広場の外、門の前にも公園遊具があり、砂場とローラー滑り台、木馬などがある。ローラー滑り台は傾斜がゆるく短いのであるが、シンプルに一直線なこともあって滑ってみるとかなり楽しいらしい。うちの二人の子供もほかの子供達と一緒にぐるぐると何回も滑っていた。座るのではなくしゃがんで乗ると小学生も満足するようなスピードが出るのだ。

 

スカイツリーでも眺めながら、ちょっと遊ばせようと思ったが意外にも子供ウケは良く（特に工作コーナー）結局３時間以上遊んでしまった。駐車料金は１２００円。近くにスカイツリーの見物者が集まる北十間川の橋もあり、スカイツリー見物に子供達を連れて行くならば「ぜひに」といった感じである。ただ場所はわかりづらいので事前の調査か携帯ナビを使うことをお勧めします。

 

押上公園（東京都墨田区押上１丁目４７―８）

区立公園：面積３０２２㎡

 

 

 

タグ：遊水公園 駅近隣 ローラー滑り台 工作 大型複合遊具

コメント 3

私近くに住んでます
でもそんなに面白い公園でわありません！
まぁ皆さんも１度行ってみてください！
by はるさん (2012-05-26 19:05) 

けっこうおもしりおかったですよ、児童館とプレイパークの中間みたいな感じでとっても個性的な公園です。スカイツリーもオープンしたことですし、ぜひぜひ一度いってみて下さい。きをつけたほうがいいのはドロドロになることです。
by 藁苞屋 (2012-05-28 23:04) 

ターザンロープ復活してましたよ！その代わりブランコがなくなってました。
池もあり、三輪車などの乗り物もあり、工作室もありで、やりたいことがバラバラな兄弟を連れていくにはもってこいの場所でした！
by さくらもち (2016-06-19 21:06)