パナソニックセンター東京

台風が関東に接近したので雨が降った休日、以前に東京ビックサイトでのイベントの帰りに寄ってみたら良い印象だったのでパナソニックセンター東京に行ってみた。

パナソニックセンターは言ってしまうと単なるパナソニックのショールームなのだが、さすが日本のトップ企業だけあって展示は充実している。また数学をテーマにした体験型科学館ＲｉＳｕＰｉａ(リスーピア)も併設されている、場所はりんかい線「国際展示場駅」の目の前にある。りんかい線やゆりかもめでも来れるが今回は雨が降っていることもあり首都高を通ってやって来た。駅前に大きめのコインパーキングがあるのでまずはそこに停めた。１時間４００円の日中最大１８００円という価格設定だ。午後からは晴れるという天気予報なので午後からはお台場海浜公園にでも以降と思って、そこに停めた。駐車場からは少し回り道をしないといけないがパナソニックセンターは広い広場の向こう側に見えており、幼児の足でもすぐに到着。幸い雨は小降りになっていたのでたいして濡れなかった。

パナソニックセンターの入館は無料。入り口はいくつかあるが、一番ビックサイト側の入り口から入った。入ってすぐあるのが任天堂のコーナー。WiiやＤＳなんかが設置してありゲームを体験できる。考えてみればそんなものうちに帰れば出来るのだが、なぜか盛況。うちの二人の子供も例外ではなく、しばらく夢中でやっていた。ちなみにタイマーで計って１０分で次の人と交代する。並んでコレをやってなんと２時間。まぁまだ外は雨なのでまぁいいか。

日本最大の電機メーカーであるパナソニックということもあり、子供が食いつく展示のメインは３Ｄ映像。３Ｄシアターでリアルな３Ｄ映像を体験する。子供向けの内容で、下の娘はたいそう気に入っていたみたいだ。３Ｄシアターのすぐ横にはリスーピアの入り口がある。リスーピアは１Ｆと３Ｆに分かれており、１Ｆのクエストフロアは無料、３Ｆのディスカバリーフロアは有料（とはいえ大人のみ５００円）となっている。１Ｆを見たところ普通の科学館といった感じで物理学を応用した展示が並んでいる。アメリカンクラッカーなんかもあり、狭いながらもそれなりに楽しめる。今回は３Ｆにもチャレンジしてみた。３Ｆは混雑で充分に見学が出来ないということが無いように入場制限があり、整理券が配られている。整理券をもらって時間になったら１Ｆに向かうと入れてもらえる。３Ｆにいくと先ほどとは異なりちょっと暗くて幻想的な雰囲気だ。（写真が無いのは残念）著名なデザイナーが作ったらしく展示全体の調和はすばらしい。ここにもいろんな体験型の展示があるのだが、特徴は入り口で渡される「ディスカバリースコープ」を使うこと。ようは携帯端末なのだが、その中にエージェントという生命体っぽい設定のやつが居る。そいつが説明をしてくれるのだが、展示の横の青い光にかざすとこのエージェントが進化してゆく。成長を「進化」といってしまう事はポケモンのようなのだが、これに子供たちは夢中。展示室内をちょこちょこと走り回って、エージェントを進化させていた。多摩六都科学館のクイズラリーと同じ効果で、まだ展示の内容がわからない小さな子供を惹きつけるにはナイスアイディアだ。どんなにりっぱな展示も見に来てもらえないのでは意味が無い。はじめて入ったがなかなかの工夫と雰囲気があって数学という一見つまらなさそうな展示内容であるが良い科学館だった。

パナソニックセンターでは展示のほかにさまざまなイベントも行われている。この日はゴルフのパナソニックオープンが開催されていたということもあり、キッズゴルフ大会が行われていた。参加するも散々な結果に終わったが、かなり楽しかったらしく、大会後もしばらく遊んでいた。無料だからといってマンネリでは入場してくれない。こういう工夫はさすがパナソニックといった感じである。

パナソニックセンター（東京都江東区有明３丁目５－１）

その他：床面積１５,７８６㎡

 

 

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