高橋是清翁記念公園

大正時代から昭和初期にかけて大蔵大臣や総理大臣として活躍し、２２６事件で凶弾に倒れた政治家、高橋是清の邸宅があったところに彼を記念して作られた公園である。ちなみに家そのものは小金井公園の江戸東京たてもの園に移築されている。場所は青山通り（国道２４６号線）沿いの地下鉄青山一丁目駅の近くにある。

遊具は低めのローラー滑り台（あかつき公園のものに似ている）とブランコ二つ、そして砂場がある。トイレも近くにきれいなものがありこじんまりしているが、小さな子供たちが遊ぶにはちょうどよい感じで配置されている。公園そのものはその後ろに木々が生い茂った荘厳な感じで存在している。

中にはせせらぎや高橋是清王の銅像、石碑なんかがありいしゅう廻ってみたが、公園というよりも立派な庭といった感じである。せせらぎは遊べそうな感じも少しあるが、周囲の雰囲気から、ちょっとジャブジャブ遊ぶ感じではない。電車で来ても水遊びする我が家の子供たちでもおそらく無理だろう。

公園全体を眺めてみると児童公園の部分はまるでとってつけたような感じで公園全体からは浮いている。周囲を見ても隣はカナダ大使館だし、道路の向かいは広大な東宮御所。ここで遊ぶような子供たちが住んでいるとは思えない。どうせ偉人をたたえている公園なんだから近くの乃木公園みたいに子供なんか相手にしなくても充分いけるのである。

高橋是清翁記念公園（東京都港区赤坂７丁目３－３９）

区立公園：面積５,３２０㎡

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