汐入公園 [東京都荒川区]
ツインタワーと呼ばれる大きな遊具がシンボル
場所はJR南千住駅からバスに乗って荒川に向かったところ。バスが公園前まで出ている。駐車場は2つ、奥の荒川近くにあるほうが遊具には近い。今回は駅から行った。
バス停から公園に入ると、まず見えるのが噴水のある広場。水がたまらないタイプで夏には水遊びが出来る。シャワーのような噴水で晴れた日は虹が見える。そこからテニスや野球のグラウンドの横の道を歩いてゆく。公園全体は河川敷と合わせて碇のような形をしている。荒川が近付いてくると日時計と端が見えてくる。その橋を進むと遊具(ツインタワー)が見えてくる。写真では見ていたが実際に芝生をバックに大きな遊具を見てみると、わくわくする。子供たちは駆け出して遊具に向かっていく。
遊具はふたつの木製っぽい2つのタワー、その間を渡す橋とネットのトンネル、その後ろ側に回廊状の橋で構成されている。円筒状のタワーの中は階段になっていて。上がると橋、もう一段はしごで上がるとネットのトンネルになる。まず子供達が遊びだしたのはこのふたつ、橋のほうもあまり揺れはしないが下が床の隙間から見え、恐怖感は充分、ネットのトンネルにいたっては迫力満点の高さだ。橋は大人も一緒に登れるのでよちよち歩きの小さい子供を連れて渡っている親子も居た。
それが終わると次に目に入るのが円周の反対側にある大きなネットの坂道だ。大きいが傾斜はそれほどでもなく段差もあるので幼稚園に入る前くらいの子供から充分に遊べる。ネットの目が細かく、大人も上がれるサイズなので付き添ってあげれば、 かなり小さい子でも遊ばせられる。その周囲には橋の回廊と地面を結んだロープを利用したアスレチック遊具が並んでいる。これらもどちらかというと小学校低学年くらいまで向きで比較的簡単。3歳くらいの子も登っていた。
その中で最も人気だったのがこのパイプ。プラスチックのパイプをつるし、ネットで結んだものだが、パイプの中に小さな子供達が入り、パイプの上に上がった小学生くらいの子供がそれを揺らす事で違う世代の子供達が一緒にあそべるようになっている。比較的下の遊具は混んでいなかったが、ここだけは常に誰かが遊んでいた。こういう年代の違う子供達が一緒に協力して遊べる遊具は子供たちにとっても楽しいし、ルールや気遣いを学ぶ上でも重要だろう。地球儀やシーソーが無くなってきている現在は貴重な遊具である。当然、うちの子たちも長時間この遊具で遊び続けていた。
このツインタワーの周辺には小規模の遊具が幾つか並んでいる。ネットツリーと小さな複合遊具、すべり台いくつかのスプリング遊具が並んでいた。小さい子供はそこそこ遊んでいたが、人気があるかないかで言うと若干人気なし。特にネットの後ろにある小さなすべり台は存在理由自体が謎?ただ複合遊具の下は砂場になっていて、たくさんの親子が遊んでいた。砂場は境界が無く「なんとなく砂場」という感じだったが、どうせ砂場の砂は外に撒き散らされるので、この方があきらめがついてよいような気がした。
遊具の後ろには広い芝生が広がっていて、近くでピクニックをしながら祖そばせられる構成になっている。荒川の河原周辺なので広々としている。近くを走る首都高速の騒音はちょっとうるさいが週末を過ごす場所としてはなかなか良い。駐車場も充分にある上に遊び場からすぐそこなので、千住の近くの人達はぜひ遊びに行く事をお勧めする。
汐入公園(東京都荒川区南千住8-13-1)
都立公園:面積129、034㎡
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