すずめのお宿緑地公園 [東京都目黒区]
目黒通り、碑文谷のダイエーの裏手のほうにある公園。「すずめのお宿」などというファンタジーな名前なので子供たちをおとぎの世界に連れて行ってくれる場所なのかと錯覚させるが、いたって普通の古民家がある大人向けの公園。
公園は古民家と竹林、広場と小さな遊具スペースという構成で、古民家と遊具は離れた場所にある。竹林は柵で囲まれていて中に入る事は出来ない。もうそろそろ季節になる筍をとらないでという注意書きがたくさん貼ってあった。古民家は目黒区内にあった古民家を30年位前に異説修復したものであるが、悲しいのは屋根が茅葺ではなくトタン葺である事。狭い公園で住宅街の中にあるので字太夫掘公園や川崎民家園のようにはいかないのだろうが、目にしてしまうとやはり残念な感じである。
古民家かkら反対側に行くと小さな遊具コーナーがある。木で作ったちょっと奇妙なアスレチックがある。たしかに公園全体が和のテイストで作られているので、カラフルな複合遊具を置くわけには行かないから、こういう遊具になるのだろう。・・・・でも遊び方が今ひとつわからないのと、小さな子供は遊びようが無いのである。実際にも子供たちの影はぜんぜん見なかった。広場なんかは鬼ごっこをするにはちょうど良さそうなのだが・・・・・。それはさておき、そのぎりぎりの調和をぶち壊しているのが、このオレンジ色がまぶしい「ロッキングパピー」。日本宝くじ協会が全国の公園にところかまわず起草しているどこの公園でも見かける遊具である。ほとんど遊具の無い公園でもコレだけは見かける。ここの公園の個性なんか全く気にせずに、とにかく「子供たちのために寄付した」という心の底が見え見えである。それをもらった自治体も、何も考えないのかどこにもかしこにも設置している。なんだか国がやる公共工事みたいである。こんなふいんき台無しにするような場所に置くくらいなら、一斉に50台くらい集めて設置してみたらどうだろうか?「ロッキングパピー公園」・・・これはこれで思い出に残りそうだ。
すずめのお宿緑地公園(東京都目黒区碑文谷3丁目11-22
区立公園:面積7494㎡)
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