のざわテットーひろば [東京都世田谷区]
プレイパークをネットで探していて見つけた施設。世田谷区などにあるような公園敷地内にあるプレイパークではなく、NPO「野沢3丁目遊び場づくりの会」が運営する私有地にある「遊び場」である。だから休園日(木・日)もある。いったいどんな場所なのか興味もあったのでさっそく行ってみた。場所は野沢通りから住宅街に入ったところにある。近くにコインパーキングがいくつかあるので金があれば車で行っても可。だけど1時間400円なので1000円以上は覚悟しなくてはならない。バス停も近くにあったのでバスで来てもいいかもしれない。
入り口はカラフルで手作り感満載のいかにもプレーパーク風。公園みたいに樹木が見えないので直前に行くまでわかりにくい。元は何の場所かわからないが、まさに民家一件分くらいの間口で、手前に駐車場の跡、奥に建物が見える。建物は「NPO日本冒険遊び場づくり協会」の事務所もかねているというが、実際に見るとワンルームで仕切りが無く、そんな重厚な雰囲気は無い。
入り口側のアスファルト敷きのひろばには駐輪場のほかウッドデッキのテラスがあり、お昼ご飯なんかが食べられるようになっている。三輪車なんかも置いてあって小さな子供が遊べるようにもなっている。またトイレも別な建物にあるので使いやすそうだ。その横にはプレイパークには欠かせない木工コーナーがあり道具なんかがおいてある。ここまでの雰囲気は普通のプレイパークに比べて少しハイソでかつターゲット層は低い世代のようだ。見るとプレイリーダーもちょっと小奇麗な印象だ。(まぁ汚ないからよくないという事もないけど)
建物の横を抜けると裏庭に出る。建物の中にもおもちゃなんかがあり、小さい子供が遊べるようになっている。また建物には照らすがあり天気がよければ(季節がもう少し暖かければ)ここでも遊べる。置いてある小さなジャングルジムを見てもターゲットが幼稚園児以下という感じだ。
裏庭は狭いながらも、まさにプレイパークといった感じ。木で作った小屋とかアスレチックとか、ツリーハウス(床のみ)とか、ブランコとか、楽しそうな遊具がある。地面もどろどろになりそうな感じだ。冬だったから大丈夫だったが、春から秋にかけては着替えを持ってくる事必須である。広場の端には畑なんかもあるが、珍しいものとしては小さな石釜がある。川崎の夢パークよりも少し小さなものだが、2000円出せば借りられるみたいだ。残念なのは火を扱えるのはこれだけということ。しかし住宅街の真ん中の狭いスペースという事を考えると仕方が無い。
うちの子供たちも、ブランコに乗ったり、アスレチックをしたり、スコップで穴を掘ったり、色々遊んでいた。ただ大満足の幼稚園児の娘に比べて、小学二年の息子のほうにとっては少々物足りなかった感じである。全体を通してもターゲットは少し小さな子供といった感じだ。
こういうプレイパークの取り組みとしては非常に面白い試みだし、関係者の人たちには感謝したい。ただ実際に住宅街の中でこの活動をするのは近隣の住民との問題など現実には厳しい面も多いだろう。世田谷区もプレイパーク活動の先進自治体としてもう少しちゃんと助けてあげるべきである。せめて場所を見つけるのは簡単なように看板とか区のホームぺージでの紹介とかくらいはすべきだろう。
のざわテットーひろば(東京都世田谷区野沢3丁目14-22)
その他:面積不明
テットーひろばを取り上げていただきありがとうございます。
テットーひろばでスタッフをしているのしたと申します。
とても素敵なレビューありがとうございます。
ご指摘の通り、ご近所に隣接している事もあり、設立当初から
「乳幼児を中心としたプレーパーク」としてスタートしたこともあり、
やはり全体の作りが小さい子向けになっています。
それでも、多くの小学生が遊びに来てくれて、乳幼児とその親に
素晴らしい刺激を与えてくれるのがうれしいところです。
運営の苦労までもお気遣いありがとうございます。
確かに、区の広報などはあまり積極的ではないので、
ボランティアスタッフの努力や、この場を気に入ってくれた
お母さんたちの口コミに頼らざるを得ないのが現状です。
テットーひろばはプレーパークとしては結構特殊な部類ですので、
是非他のプレーパークもご覧になって下さい。
きっと小学生の息子さんも楽しめるところがあると思います。
また、テットーひろばにもいらしてくださいね。
それでは失礼しました。
by Nossy (2011-01-12 19:30)