あかぎ児童遊園 [東京都新宿区]
地下鉄神楽坂駅2番出口の裏側にある小さな公園。児童遊園というと港区では子供用の遊具もないようなちっぽけなスペースを指す言葉として使われているが新宿ではそうでもないようだ。小さいながらもいろんなブログで紹介されている有名な公園なのでぜひ行ってみたいと常々思っていたのだが、今回やっとその機会にめぐりあえた。
神楽坂のメインストリートからひとつ裏の小道に入る。公園の入り口は家の塀と塀の間のさらに細い道。知ってなければ入る事は絶対に無いだろう。知っていても少し勇気がいるが、あのうわさの遊具に出会いたい一心で入っていく。
公園に入ると家一件分くらいの広場に出る。そこから下に下りる階段と滑り台の入り口が見える。これがあのうわさの遊具である。ちょうど老夫婦に連れられた小さな子供が大きな声を上げて遊んでいる。邪魔してはいけないと思いながら階段を下りていく。
すばらしい・・・噂どおりのオーラを放つ神々しさである。子供が遊んでいる邪魔をしてはいけないとトイレに入る。小さいながらも児童遊園なのにトイレが設置されている。あまり新しくは無いが綺麗に清掃されている。なんでも近所の人達がボランティアで管理・清掃しているそうだ。考えて見ると後援全体も清掃道具置き場以外は綺麗である。すぐに老夫婦に連れられて子供が去ったので滑り台をしげしげと見てみる。
象が二段になっているので相当な高さがある。上から見るとかなりの迫力だ。象の形に合わせて滑り台にうねりがあるところも楽しそうだ。さっきの子供に受けていたのもこのあたりだろう。それ以上にこの造形のすばらしさは大人をも魅了する。まるでインドの神を思わせるまなざしである。子供にとっても大人にとってもすばらしい遊具である。
象の滑り台の下のは象や亀のライド遊具、砂場などがある。狭い割には充実した内容である。それ以上に改めて公園内がすばらしく綺麗になっていて感心させられた。
ちなみにこれが公園の一番片隅にある平成生まれっぽいスプリング遊具。ちょっと所在なさげである。公園の下側には道路標示もある。やはり新宿区の場合は児童遊園に気合が感じられる。新宿に限っては児童遊園でも訪問してみようと思った。
あかぎ児童遊園(東京都新宿区赤城下町21)
区立公園:面積611㎡
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