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夢見ヶ崎動物公園 [神奈川県川崎市幸区]

一応ブログの対象としては動物園は対象外なのであるが、無料であるということと動物園というより公園といった雰囲気もあるので取り上げる。だいぶん前に一回いったことがあるのだが、今回、改めて兄妹を連れて行ってみた。

公園は駅から遠く、バスといっても良くわからないので駐車場待ち渋滞覚悟で車で向かった。以前来た時にものすごい渋滞にはまった記憶があるが、天気が今ひとつだったせいもありあっさり駐車場に入れる。しかしながら無料の駐車場は全部で40台くらいで待つ覚悟は必要。まぁ通常の動物園と異なり何時間も居るところではないので、停められるのは確実だとは思うが・・・・。しかしそれ以上に大変なのはアクセスそのものだ。尻手黒川道路という川崎市民しかわからないような道から曲がって商店街っぽい道を走って、目立たない看板を見て曲がって動物園への山道に上る。結構事前に調べていないとたどり着けない危険性すらある。ココよりわからない場所はせいぜい林試の森くらいというくらいわからない。

駐車場に何とか無事に入れて、公園への階段を登る。公園は加瀬山という標高35メートルくらいの小高い丘の上にある。駐車場自体もほぼ頂上にあるが、そこからほんのすこし上がったところに公園がある。とりあえず目的は動物園なので、動物園に向かう。・・・でもなんか雰囲気が変。見ると寺がある。・・・・墓なんか分譲している。なんか変だなあと思いながらもそのまんま突き進むと動物園ゾーンに入る。レッサーパンダ、しまうま、へらじか、ヤギ、クモザルとか装飾系の動物が直線の構成で並んでいる。・・・デモなんか変。今度は神社がある。しかも複数の鳥居がある。神主の家とおぼじき民家もある。動物園と神社と寺が渾然一体となっているのである。昔、小田原城にある動物園に行ったが、あんな感じの混ざり具合である。しかもこの動物園って飼育係というか園の人をほとんど見かけない。店とかの営業も入り口のところにあるだけだ。・・・行ってしまえば公園の中に檻を作って動物を放置しているといった感じなのである。だから寺と神社と公園と動物園が渾然一体というか、原形をとどめたまんま存在しているのである。非常に不思議な空間である。・・・まぁでも子どもにとっては関係ないので子ども達ははしゃぎながら進んでいく。しかし動物達は今ひとつやる気無しである。特に今日のペンギンは身動きもせずじっとしたまんまである。こういう野ざらしの動物園でペンギンを飼育しているのはすごいのだが・・・・。あとなんと言ってもレッサーパンダを飼っているので、動物園としてもそこそこ楽しめる。特に最近作ったと思しきクモザルとかリスザルのゾーンはそれなりに楽しい。まぁ「ちょっと動物園に」くらいの気持ちで行くには丁度よい。1~2時間くらいでつく場所に住んでいる人なら一回くらい行ってみる事をお勧めをする。なんと言っても動物は65種600点もいるのである。これは相当な数だ。・・・・ここで気がついた人はいるだろうか?種類に対して動物の個体数が非常に多いのだ。しかも公園のサイトには300点とかいてあった。いつ最終更新したのかはわからないが最近300も個体数が増えているのである。これは一体どういうことなのか??

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その答えはこれだ。一番奥のふれあい動物園っぽい場所のおりにいるモルモット。これが檻の床にびっしりといる。その数軽く数百はいる。1匹1匹は小さめの綺麗なモルモットで非常にかわいらしいのだが、それがこれだけいるとかなり引く。やってきた小学生の女の子が思わず「ゲッ!」「うへぇー」とか言っていたのも充分わかる。ある意味、これを見に来るだけでも価値がある。

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その奥には広場があって遊具がある。まわりには見晴台チックなテーブルやいすが並んでいる。遊具は少し古びてはいるが、最近よく見るようなスタンダードな複合遊具が1つ。それしかない。でもバランスが良い構成で滑り台の高さも適当だし、小さな子から大きなこまでが楽しんで登れるような構成になっていて、動物園を見たついでに遊ぶのには非常にベストな感じである。小学一年生になった上の息子はぶら下がったり走ってたりして30分くらい遊んでいた。親のほうが休むベンチも充分にあるので、意外にいい感じ。

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反対側には芝生の広場と見晴らし台がある。しかしこの見晴台に上っても景色は見えず、公園の中だけである。子どもが遊ぶには丁度よいが、意味はわからん。さらに反対側の奥に行くとブランコとスプリング遊具がちょっとだけある。正直もう少し有ったほうがいい感じもある。

説明板などを呼んでみると、元々、この場所は古墳があったらしい。今でも公園内のあちこちに小さな古墳は残っている。古墳があるから神社があり寺が有るわけなのである。それを古墳の部分を公園にしたので、この一種異様な雰囲気の公園になったわけなのである。ちなみに夢見ヶ丘というロマンチックな名前、室町時代の関東の武将である太田道潅がここに城を作ろうと思ったが、縁起の悪い夢を見たので諦めたというエピソードからついた名前らしい。悪夢だなんて夢が一瞬にしてすっ飛ぶような話である。

夢見ヶ丘動物公園(神奈川県川崎市幸区南加瀬1-2-1)

市立公園:面積66,000㎡


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