新広尾公園

「新広尾」といいながら渋谷区の広尾からはるか遠くの麻布十番にある。元々は広尾も「麻布広尾町」と呼ばれていたというから、昔は一体となった地域であったのだろう。場所は麻布十番の交差点の大通りの裏通りの古川沿いの首都高高架下にある。対岸にはまだ古い住宅が沢山残っていて、その向こう側に見える高層マンションとのコントラストが印象的である。まるで銀河鉄道９９９の世界みたいである。裏通りということもあって、表通りの飲食店の換気口が全開でまわっており、焼肉などの臭いが蒸気とともに漂う。そんなうらぶれた感じのゾーンである。行ったのはよく晴れた日だったが曇り空であればもっとそんな雰囲気になっていたであろう。 

公園自体は川に沿って細長い形をしている。幅はかなり狭く、ボール遊びも困難なくらいである。まぁホームレスが数人住み着いているので、遊びようはないが・・・・・。細長いせいで、そちら側の影響はそれほどうけないところに遊具広場と網で囲まれた球技広場がある。港区だから恒例のバスケットゴールがあると思いきや全く無くて、近くの若者らしき数人がフットサルをやっていた。 

 

遊具広場には滑り台とブランコがある。遊ぶ側から見れば何の変哲も無い遊具なのだが、デザイン的にはかなり凝ったものである。周囲とのコントラス的にはいようというか無駄にしか見えないが、まぁこれが錆びたすべり台やブランコだったら哀しすぎるのでしょうがないというか・・・やむをえない感じもする。面積的にはけっこうあるが遊ぶゾーンは狭く、せいぜい周囲５０メートルくらいに住んでいる子どもが利用するといった感じだが、ここはなんと言っても港区、周囲には高級そうなマンションしかなく、そこの子どもが遊ぶのも想像が出来ない。対岸の古い住宅に子供がいたらぴったりかもしれないが、子どもはいなさそうなうえに橋を渡るとかなり遠い。・・・・誰の為の公園なのか？？？　　というか「新広尾公園」の名からはイメージは出来ない。

新広尾公園（東京都港区麻布十番4丁目5番1号）

区立公園：面積２０５９㎡

コメント 1

一体じゃない。飛地。ちゃんと調べてね。
by アラン (2020-05-01 20:52)